「宝石サンゴ」高騰、中国船の密漁相次ぐ!

石垣海上保安部(沖縄県石垣市)は2日、
沖縄県・宮古島沖の排他的経済水域(EEZ)内で、
サンゴを密漁していた中国船籍の漁船を拿捕(だほ)し、
船長を漁業主権法違反(無許可操業)の疑いで現行犯逮捕しました。

サンゴ漁を巡っては、
昨年12月にも鹿児島県沖で海上保安庁が中国船の船長を逮捕しています。
宮古島沖などに生息する「宝石サンゴ」は
中国の富裕層などに人気で高騰しており、海保は密漁への警戒を強めています。

サンゴの中でも、アカサンゴやモモイロサンゴなどは宝石サンゴと呼ばれ、
宝石や装飾品の素材として高値で取引されています。

水深数百メートルの海底に生息し、国内では高知、鹿児島、沖縄各県沖などが主要産地で、
中でも高知県沖の漁場は世界屈指とされています。

高知で開かれた宝石サンゴの入札会です。
加工される前のサンゴに次々と高い値がつけられていきます。

「165万3千円!」
「335万円!」

1キロあたりの単価はこの10年で、3倍。
2011年1年間の取引金額は、過去最高の28億円に達しました。
高知でとれたサンゴの多くは中国や台湾にむかいます。
空前の宝石サンゴブームで、この専門店には、1日に1000人以上が訪れます。
人気の理由は宝石サンゴの濃い赤色です。

サンゴ店マネージャー
「サンゴの赤は中国の代表的な色で“福”の意味があるので特に好まれている。」

人気の上昇をうけて、今、宝石サンゴ漁師が急増しています。
この日は半径100メートルほどの狭い漁場に13隻もの船が集まっていました。
この地区の宝石サンゴ漁師は今では80人以上。
3年前の20倍です。

「1つとったら1000万円くらいするサンゴもある。
ここ1、2年前から始めた人が多い。」

宝石サンゴは、世界的な注目を集めてきました。
野生生物の保護をはかるワシントン条約。
乱獲を懸念する声が高まり、これまでも国際取引を規制するかどうか、議論されてきました。
宝石サンゴは成長が非常に遅く、貴重な資源だと考えられているからです。

国際的な動きを受けて初めて高知県は、2012年6月、潜水調査に取り掛かりました。
しかし、宝石サンゴは深さ100メートル以上の深海に生息しているため、
全貌の解明には時間がかかるといいます。
なんとか乱獲に歯止めをかけてほしいものですね。

2月5日の誕生日石です。
梅花石(Plum Stone)で、
石言葉は「困難に打ち勝つ」です。

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